文書全体の設定ファイルがvivliostyle.config.js
です。 pathはリポジトリのルートです
vivliostyle.config.js
はVivliostyle Pub自身を使って編集でき、編集後に保存すれば文書全体に反映されます。記法は下記{ }
の内部に次項のような値を記入していくものです
module.exports = {
}
title
で書名を指定できます(値をシングルクォートで括る。以下同じ)
title: '私の本',
author
で著者名を指定できます
author: '尾久綿次郎 <[email protected]>',
language
で文書で使用する言語を指定できます。英語は en
、日本語は ja
、その他 ISO 639-1に規定された2文字コードが指定できます
language: 'ja',
判型はvivliostyle.comfig.jsではなく、themeで指定してください。詳細は下記をご参照ください。
entry: [ ]
の記法により処理の対象となる文書を指定します。複数文書を指定可能で、下記のように指定することで、複数のmarkdownファイルをまとめて1冊の本として出力できるようになります
entry: [
"Chapter-1.md",
"Chapter-2.md",
"Chapter-3.md",
],
出力したくないファイルがあれば、行頭に//
を記入すればコメントアウトになります
以下の手順で目次を追加することができます
- あらかじめ以下のような目次用の markdown ファイルを用意し、ファイル名を
index.md
としてアップロードします(→ファイルのアップロード)。他と違って以下はHTML構文なので、指定するのもHTMLファイルであることにご注意ください
# 本のタイトル
<nav id="toc" role="doc-toc">
## 目次
- [記事タイトル1](Chapter-1.html)
- [記事タイトル2](Chapter-2.html)
- [記事タイトル3](Chapter-3.html)
</nav>
なお、HTMLのタグがある行とmarkdownの行の間は、必ず空行をいれるよう注意してください。そうしないとエラーになります
vivliostyle.config.js
のentry
の先頭行に、用意したindex.md
を指定します
entry: [
"index.md",
"Chapter-1.md",
"Chapter-2.md",
"Chapter-3.md",
],
以下の手順で奥付を追加することができます
- あらかじめ以下のような markdownファイルを用意し、ファイル名を
colophon.md
としてアップロードします(→ファイルのアップロード)
<section id="colophon" role="doc-colophon">
## 私が書いた本
20xx年x月x日 初版発行
- 発行 私が書いた本刊行会
- 著者 尾久綿次郎
- 印刷 Sample Printing
© My Book Publishing, 20xx
</section>
vivliostyle.config.js
のentry
の末尾行に、用意したcolophon.md
を指定します
entry: [
"index.md",
"Chapter-1.md",
"Chapter-2.md",
"Chapter-3.md",
"colophon.md",
],
ここまでの説明をまとめると、vivliostyle.config.js
の記述は下記のようになります
module.exports = {
title: '私の本',
author: '尾久綿次郎 <[email protected]>',
language: 'ja',
theme: 'css/style.css',
entry: [
"index.md",
"Chapter-1.md",
"Chapter-2.md",
"Chapter-3.md",
"colophon.md",
],
}